機長養成講習会

機長への道は副操縦士昇格直後から始まる!
 恒例の機長養成講習会についてご報告をさせて頂きます。

 今年の講習会は、午前中からお集まり頂き有意義な一日をもっとうに開催しています。


午前中のディスカッション風景


猪狩首席運航審査官・梶川首席航空従事
者試験官との意見交換の風景


講義後の質疑応答風景(大阪開催)
 まずは第23回(東京)です。
 新たな取り組みとして現役査察操縦士とのディスカッションです。
 これまで多くの審査等を経験した実績を元に、後輩にあたる受講者の皆様に試験審査の在り方を教授して頂きました。
 講師を担当した「根本機長」は査察操縦士を歴任され多くの昇格者を見てきた視線から様々な
 アドバイスを参加者にしてくれ ました。

 航空法の覚え方のコツとして、「機長とは」と書かれた航空法はいくつありますか……
 とっさに言われると意外とわかりません。さらに「航空機乗組員とは」……
 皆さんもAIMを良く確認してみてください。とても良く纏まっていることに気が付かされます。
 1時間30分という少ない時間でしたが集中したディスカッションをすることができました。
 参加した操縦士からは午前中の勉強会を定期的に開催してほしいなどといった投げかけもありました。

 さて、午後は恒例の運航審査官、航空従事者試験官による講演です。
 今回は両首席にお越し頂き集まられた受講者も最初は緊張されていましたが、途中から和やかな雰囲気の中、
 開催いたしました。
 航空局の考えを直接聞くことで審査等を控えた操縦士には刺激になったと思います。
 また昇格直後の操縦士の方は、今後副操縦士としてどのように取り組んだらよいかイメージが出来ましたという
 意見も出ていました。

 続きまして第24回(大阪)開催です。
 11月18日(木)大阪国際空港にて前回同様のプログラムにて開催いたしました。
 猪狩首席運航審査官、畠中航空従事者試験官をお招きし本音トークを展開、東京同様有意義な時間を皆さんと過ごすことが
  出来ました。

 当講習会は、副操縦士の方を対象に開催していますが、以前にもご紹介したとおり、FOになりたての操縦士にも
 是非参加して頂きたい講習会です。
 タイトルも参加しやすいコメントに変えていますので、お気軽にご参加ください。
 以下に受講した感想(抜粋)をご紹介いたします

受講した感想をお聞かせください
今回の受講、何回目かですが中には耳の痛い話もあり有益でした。午前中の内容も良かったです
根本CAPのお話しは実際の訓練の一部のような話だったので非常に参考になりました。試験官、審査官の講義は概念から知識勉強に役立つ
局の審査官、試験官という立場以上にパイロットの先輩としての意見が聞くことができ大変有意義でした
午前中では具体的な勉強方法、午後は試験官、審査官からの考え方など聞くことができ、明日から早速使える実施出来る情報が多かった

審査官、試験官へ感想
チェック時の受験者に対する感想を聞けたことは直前の立場で良かった。副操になりたての立場の人にも非常に役立つ内容でした
内容はとても良かったです。特に我々は日々お客様の命を預かり運航していくことが重要で試験は通過点に過ぎないというお言葉が心を打たれました
審査官の講義では知識の整理の仕方、考え方などがわかりやすく今後に活かしていきたいです

今後の予定
2011年1月20日(木)福岡市にて開催予定(10時30分〜17時まで)
お問い合わせは、齋藤まで
TEL03-3501-0433 E-Mail:saito@japa.or.jp
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