事故を斬る!(事故調査の更なる充実)

平成21年1月
社団法人 日本航空機操縦士協会
会長 萩尾 裕康
 
「事故を斬る!(事故調査の更なる充実)」開催のお知らせ
 
 当協会では、来る平成21年4月6日〜10日(5日間)に『事故を斬る!(事故調査の更なる充実)』をテーマとしたセミナーを企画・開催する運びとなり、準備を進めております。
 今回のセミナーは航空事故調査関連の研究に関し権威のある、英国クランフィールド大学より「Professor Graham Braithwaite PhD」、「Mr Bryan Scott MBA」を招聘し、講義を開催致します。
 ご承知の通り、英国クランフィールド大学にて開催される同セミナーには、各航空会社並びに運輸安全委員会より参加者を派遣しておりますが、費用負担が大きいため、毎年数名程度の派遣に留まっております。
 そのような現状を察し、同大学より日本地区での講義開催のオファーを頂き、関係各所と検討した結果、このたびの企画となった次第です。
 SMS等の予防学的見地とは別に、事故後に焦点を当て、対処療法としてのスキルを学び、 受講したものがKey Person(講師・事務局等)となり、同種の講義を我が国独自で開催することを念頭に、企画・立案・資料作成等を行うような仕組みを構築して、再発防止に役立てて行きたいと考えております。

 受講される方は、準備の都合上 2月20日(金)までに 別途 受講申込書(PDFファイル) により、当協会事務局にFAX(03-3501-0435)にてお申込み下さい。

ご不明な点などございましたら、
協会事務局 齋藤(電話:03-3501-0433、E-mail:saito@japa.or.jp )宛ご連絡ください。

日  時: 平成21年 4月 6日(月)〜10日(金)
6-10 April 2009 (AM0930-PM1730)
場  所: 東京国際空港 ギャラクシーホール
大田区羽田空港 3-3-2
Tokyo International Airport, Tokyo Japan
主  催: 社団法人 日本航空機操縦士協会
Japan Aircraft Pilot Association
協  賛: 日本航空技術協会、日本航空インターナショナル、
全日本空輸、日本ヒューマンファクター研究所、法政大学、
桜美林大学、全日本航空事業連合会、日本航空協会
順不同
後  援: 国士交通省 航空局
受 講 料: 受講申込書(PDF) に詳細がございますので、ご確認ください。
受講申込書(PDF)
英国クランフィールド大学大学院紹介

英国クランフィールド大学は、産学連携の研究を重要視する大学院大学であり、2008年の研究格付け評価において、ケンブリッジ大学、オックスフォード大学と並び、英国トップ3研究機関大学として格付けされております。

また、英国における航空工学分野の大学院課程学位(修士及び博士)の54%が、クランフィールド大学にて授与されており、クランフィールド大学という名前は、イギリス及びヨーロッパにおいては、航空学、工学及び生化学における最先端研究機関を意味しております。

その中でも、工学部エアトランスポート学科は、航空経営学及び航空事故調査学の分野において、その経験と実績をもってグローバルな評価を享受し、教育及び研究機関として多くの人材を世界中に輩出しております。

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講師略歴

Professor Graham Braithwaite PhD FRAeS MISASI
グローバルな評価を誇るクランフィールド大学事故調査コースのコースディレクターであり、航空学部学部長。その専門研究分野は、事故調査に限らず、ヒューマンファクター、セーフティーマネージメント及びセーフティーとカルチャーの関係に関する研究等と多岐にわたる。これらの分野における実践かつアカデミックな教育及びトレーニングを、各国官民機関(オーストラリア交通安全局、香港政府航空局、各航空会社、鉄道事故調査局等)に開発、提供し、また学部長として産学連携研究を率いる。著書、「Attitude or Latitude?」他、各国において講演及び執筆。

Bryan Stott MBA MRAeS, MISASI
オーストラリアロイヤルエアフォースのパイロットとして、約38年に及ぶ航空界での実務、また25年間にわたる航空機事故調査の専門家としてオーストラリア政府事故調査局、米国NTSB、カンタス航空、キャセイパシフィックなどで数々の事故調査、安全推進局業務及びコンサルティングに従事。実践に基づく、その豊富な知識と経験は、内外より高く評価されている。
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